ミェルストーレ
ヴェルデたちが住んでいる複合独立駆動大型コロニー。
8つのコロニーとひとつの大型のコロニーから成る複合型コロニーであり、それぞれに特化された役割を与えられた8つのコロニーを8角形を形作るように連絡橋で繋ぎ中央に大型コロニーを配置されたもの。
外部からの補給なしで数百年の生活が現段階では可能であるが、階層構造をなしている中で格差などが問題となっている。
また、その性能を狙い外部からの襲撃が発生することもあり、破損されて放棄された階層が存在したり、廃棄した階層から発生した暴走ロボットや逃げ出したクリーチャーなどが問題となっている。
タワーの全長はおよそ92km。
動力はフォトンと電力のハイブリッドであるが、高速機動によるコロニーの全体移動時にしか使われない。
各コロニーは分離しての稼働が可能であり、居住用コロニーは単体でもある程度の年月を過ごせるだけの設備が整えられている。
統治はそれぞれのコロニーで行われているが、基本的な法律はタワーコロニー準拠である。
階層間の移動は高速エレベーターを使用する他、テレポーターや小型シップなどが使われる。
カステッロトーレ
ミェルストーレの中心にそびえるタワー型コロニー。
軍事司令部、ネットワーク管理などの重要施設が多く存在する他、第8階層には巨大な娯楽都市が存在する。
元々単体で稼働していたコロニーであるが、独立しての駆動ができないという致命的な欠陥を抱えており、枝葉のように他コロニーを繋いでいった。
また、内戦や外部からの襲撃により、第13.14.15階層は放棄されている。
ミェルストーレ第1コロニー
ミェルストーレの工業に特化したコロニー。
全体の約7割(軍事用除く)の機械がここで製造されており、コロニーで暮らす人々の生活を支えている。全8層構造。数年前に攻撃を受けており、第3階層が一部破損。その役割は一時的に第7階層に任せられている。
ミェルストーレ第2コロニー
ミェルストーレの商業に特化されたコロニー。
観光地としての人気も高く、様々なコロニーから集められた品が集まる。外殻コロニーにしては珍しくプライベートシップ以外のシップの受け入れを行っており、外部との交易にも前向きである。
全6層構造。
また、ヴェルデの両親が立ち上げたアークス向けの武器防具のオンライン販売店の倉庫も、このコロニーに存在する。
ミェルストーレ第3コロニー
ミェルストーレの居住用コロニーの1つ。
比較的おだやかなコロニーであり、上層は都市としての発展も行われているコロニー。
第2階層にアルストロメリアの、第3階層にヴェルデの屋敷が存在する。
セレナータ、ウィスタリアの故郷は第6階層に存在するが、内戦の影響で放棄地域化を検討されている。
フォルトゥナの故郷は第2階層だったが、後に第4、第6階層へと引越しを繰り返していった。
また、シトラスが趣味で経営しているカフェ、「スチールグレイ」の本店が第3階層にある。
ミェルストーレ第4コロニー
ミェルストーレの居住用コロニーの1つ。
基本的な構造は第3コロニーのものと同じだが、こちらは第3コロニーと比べると多少治安が悪く、居住者も少ない。だが、都市区域の発展は頭一つ抜けており、観光地としての人気はそれなりに高い。
ミェルストーレ第5コロニー
ミェルストーレのエネルギー資源の供給を補助しているコロニー。居住区も併設されている。
カステッロトーレのエネルギー資源が何らかの理由で使えなくなった時、供給元がこちらに切り替わる。
ミェルストーレ第6コロニー
ミェルストーレの食料品を供給するコロニー。
全9コロニーの食品供給の全てを担っており、都市としての発展も他より進んでいる。
だがその反面下層との格差は年々広がっており、問題となっている。
ミェルストーレ第7コロニー
ミェルストーレの天然資源を管理しているコロニー。コロニー内に生成された天然資源を採取し他のコロニーに供給している。
他のコロニーと比べるとどうしても田舎町という印象を受け、旧時代的と言われることもある。
ミェルストーレ第8コロニー
ミェルストーレ内の天然資源を人工的に作り出したり、再生、再利用の研究を主に行っている。
第3階層の研究都市には多くの学生が集まり、日夜研究に励んでいる。
また、マキナが育てられた孤児院はここの第5階層、通っていた大学は第2階層に存在する。
続きはまた気が向いたらかくの
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